10月に入り、一気に涼しくなってまいりました。そろそろ冬支度が必要な季節になってまいりました。昔は白菜やら野沢菜などをお寺でも大量につけていましたが、時代は大きく変わってまいりました。それでもおでんや鍋料理などが恋しい季節が始まったように感じます。
さて、先日本寺に長年通っていただいたご門徒様のご葬儀をお寺で行いました。ご家族葬でのお見送りでしたが、お寺のご本尊の前で、お寺の祭壇を使用して、浄土真宗のご荘厳によりましてお見送りをさせていただきました。確かにお寺は駐車場も広くはありませんし、大勢の方にご葬儀に参列していただくのには、やや手狭かもしれませんが、2月には200人を超えるご門徒の皆様にご参列いただいた前住職の門徒葬も行いましたし、ご家族を中心としたお見送りであるのならば、十分な設備があるかと思われます。


一方でお見送りに必要な道具や技術、専門性を要する部分、あるいは会場の準備清掃、駐車場係など人手を要する部分につきましては、葬儀会社のノウハウにより、スタッフの皆様にお手伝いをいただきました。しかしながら、会場の施設設備の利用に関する部分はお寺の既存のものを使っておりますし、お斎(今回はお弁当)、供花等につきましてはに、喪主様のお顔なじみのお店でご手配いただくこともできました。(もちろん葬儀会社様にお願いすることもできますし、お寺でご紹介することもできます。)


お寺側としても、会場として使っていただくことにより、プラスαのご負担をいただくことはありません。ご門徒様に、お寺を身近なものとして感じていただき、ご縁を深めていただくことこそ、お寺としての願いです。

