前期修練に参加してきました①

 3月当初の検定試験合格を受け、3月23日(月)~29日(日)の間、真宗本廟の研修道場で行われた前期修練に参加して参りました。2026年春の検定合格者は15名程だったのですが、その中で3月中の修練の受講枠は2名までだったのですが、希望者の皆様のご配慮によりまして、今回受講することが可能となりました。ご配意いただいた皆様に心より感謝申し上げます。ほかの皆様は今年の夏以降前期修練を受講することになりますが、少しでもお役に立てるよう、情報発信をしてまいりたいと存じます。

修練の行われた研修道場。学習空間も生活空間もとても清潔で、快適に過ごすことができました。お風呂も広くて、まるで温泉のようでした。

 修練に参加していた方は全部で15名。2つの班に分かれて研修を受けました。検定試験合格者に加え、いくつかの別院で開かれている教師資格取得可能な専修コースを修了した方、そして九州大谷短大の1年生の皆さんなどです。さらに年齢も最年少が19歳から最年長が60歳代前半(私)まで、バリエーションにとみ、短大生、医大生、企業にお勤めの方、学校の先生、企業・教員を退職した人など、キャリアも様々です。ただ、皆さん共通しているのは何らかの形で支えなければならないお寺があり、それぞれのお寺のかかわりの中で参加されているということです。

 前期修練の一日は、6時起床・清掃に続き、6時35分集合ののち阿弥陀堂に向かい、7時から阿弥陀堂、御影堂それぞれで行われる晨朝勤行に参加します。期間中、親鸞聖人、蓮如上人それぞれの月命日がございましたので、本山でしか拝見することのできない勤行に触れることもできました。朝食後、午前中は主に講義と班ごとの学習会、午後は主に声明作法講習と出仕の形態による夕方の勤行、夕食後は班ごとの意見交換会と、21時までスケジュールが分刻みで進んでいきます。スマホやタブレットは初日に回収され、一週間外部の情報が全く入ってきません。一紙のみ新聞がおかれていましたので、情報に飢えていた私は、21時以降、新聞を読みあさる毎日でした。私は教員が長かったり、任されている仕事に追いかけられる側面があったので、そういうことから一切遮断され、学生として新たなことを吸収する日々が新鮮でした。修練前と最終日前に提出するレポートにあたふたし、若い皆さんと対等に意見を交わして議論をする、今考えるととても脱日常のいとおしい時間であったようにさえ感じています。学びの中で印象に残っていることは、また次号に紹介したいと存じます。   合掌 

阿弥陀堂 南側(左側)の縁側が渡り廊下に続いて研修道場に直接つながっている。北側(右側)の廊下を北に行くと御影堂に至る。すなわち、一週間の期間中外出をしなかった。(靴を履いていない‼)こんなことはこれまでの人生経験であっただろうか。
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