前期修練に参加してきました②

 修練の目的について、しおりには、「教師の初補を受けるにあたり、仏祖崇敬の念をもって、教法を聞思し、儀式執行の行儀を習得して、宗門荷負の責務を自覚せしめることを目的とする」とあります。つまり、教師の資格を取ろうとする人は、それぞれのお寺の事情があるだろうけれど、教師となったからには、三宝に帰依する求道者(ぐどうしゃ)となり、自信教人信の誠を尽くす念仏者となることを自覚して、これから聞法、聞思の生活を歩んでいく決意を固めるということを意味しています。このことは検定試験の最後に行われた研修道場長の講義においても語られていましたが、すなわちお寺の事情を抱えているとどうしてもお寺や門徒さんへの責任感や「やらざるを得ない感」の中で歩むことになるわけですが、これからは求道者であることを今後の歩みの核とし、学ぶ姿勢を持ち続けるべきであることが、修練を通じて説かれたと了知しております。併せて親鸞聖人の言葉に立ち返る中で、人権感覚を研ぎ澄ます必要があることも感じさせていただいたところです。

修練終了後 ともに生活をした藩の仲間と。帰宅時間の関係で班全員で撮れずに残念。
修練の開始時にはまだ咲いていなかった真宗本廟の桜が、八分咲き程度になっていました。
松本の桜は、今日現在まだ咲きはじめです。

〇 これから修練に臨む方へ、持ち物について

 京都へ向かう前に、持ち物でどうするか私が迷った点をあげておきます。下着ですが、オール白ということで、私は白のトランクスを通販で購入しました。白靴下も購入しましたが、日程中は全て足袋なので、白靴下は必要ありませんでした。下着の枚数ですが、洗剤の備わった洗濯室(乾燥機もある)がありますので、私は足袋を含め3枚ずつ持っていき、途中で一度洗濯をしました。エアコンは完備されているので室内は快適ですが、夏場は汗をかくことも予測されますので、半襦袢も2~3枚は必要かと思われます。白服も汚れた際の予備を1枚持っていきましたが、涼しい季節でしたので使いませんでした。持ち物に輪袈裟が含まれていませんが、初日に提供され、最終日に返却をします。着用した際に左右の紋の位置を合わせるなど、輪袈裟の着用にも配意が必要です。半襦袢、白服、間衣または直綴を着用した際の重ね方は常に鏡でチェックが必要です。白服の下前が上前より下にはみ出すのは、特にかっこ悪い着方だそうです。半襦袢、白服が安定して着こなせるよう、腰紐でしっかりとめた上に、白帯を着用するとよいでしょう。白帯はマジックテープはNGですが、両側が紐になっているものはOKです。ただ、若い細身の方々が「貝の口」で、腰のあたりにきっちり絞めている姿は、結構格好良かったです。自動販売機とウォーターサーバーがあります。自販機はプリペイドカードが使えます。水筒があれば冷たい水が飲み続けられます。備品として、洗面所にドライヤーはありますが共用のコップはありません。脱衣所にドライヤーがあり、お風呂にはボディーウォッシュとリンスインシャンプーが設置されているので、着替えとタオルがあれば大丈夫です。衣装敷紙ですが、直綴の脱着に多用しますし、畳んだ直綴を包むのにも便利です。私は自坊の隣にある大型スーパーにある和装屋さんで購入しました。そのほか以下の写真で示したいと思います。

直綴と衣装敷紙 直綴の襞を維持するたたみ方の練習が腰に来ました。
衣装敷紙の右上に見える三角形のポケットは、出てきた糸くずなどを入れておくそうです。
着用時間も長かったので、よれよれになってしまいました。あとでアイロンかけておきます。
直綴は墨袈裟とともに衣装敷紙で包み、風呂敷で包んで持ち歩きました。
墨袈裟と間衣 墨袈裟は直綴と重ねて保管しておきます。
両方とも直接畳に置くことはNGですので、別に持参した風呂敷を活用しました。
勤行本と真宗聖典 これらも声明作法の時間に多用しましたが、
やはり直接畳に置くのはNG。勤行本を入れる袋があればOKですが、
私は別に風呂敷を持っていきましたので、重宝しました。
おなじみ「真宗の儀式」ですが、上は受検勉強に使った版。
2026年に新版が出版され、夏の修練からはそちらを使用するとのこと。
かなり修正されていますので、購入した方が良いでしょう。私は帰りに売店で買いました。
ちらっと見えているのが、一緒に購入した後期用の課題書籍と、その包み。
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